よく分からない理由でAmazonアソシエイトの審査に落ちた話

このサイトとは全く関係ない話なのですが、他にサイト管理者として自我を出す場所もないのでこちらに。先日、Amazonアソシエイトの審査に落ちました。

理由は、以下のプログラム要件を満たしていないからとのこと。

ウェブサイトで作成したAmazonスペシャルリンクのいずれにおいても、ストアに関連付けられたトラッキングIDを使用していないことが判明しました。この結果、トラフィックのソースを特定できませんでした。これはAmazonアソシエイト・プログラム運営規約への違反行為となります。

かくしてアカウントは閉鎖され、アソシエイト管理画面へはアクセスできなくなりました。

「え、これまでの売上は……?」

まあ審査中に発生した報酬なんて微々たるものなので、実際は消滅したところでさほど問題ではないのですが、それより何より、審査にはすんなり通るだろうという特に根拠のない謎の自信があったので、そちらについては落胆ものでした。幸い、Amazonアソシエイトは審査に落ちてすぐの再申請が認められているようなので、もう一度トライしてみることに。

といっても、そのままでは同じ理由で落ちることは明白なので、冒頭で引用した文章にあるように、満たしていないらしいプログラム要件とやらの部分を改修する必要があります。

そこで、改めて申請が却下された理由に目を通してみると、アソシエイトリンクに正しいトラッキングIDが使用されていないことが原因であることがわかりました。

トラッキングIDとは

『◯◯-22』の形で表されるアソシエイトID。◯◯の部分は、アソシエイトアカウント作成時に半角英数字で設定した任意の登録ID。

さて、ところでWebサイトに掲載しているアソシエイトリンクは全てアソシエイトツールバーで作成したものであり、であれば一つの疑念が生まれました。

もしかしたら見当違いな理由で落とされたのではないだろうか……と。

実際、リンクはアソシエイトツールバーで作成した短縮リンクを使用しており、自分でその短縮リンクからAmazonへとアクセスしてみると、転送されたURLに正しいトラッキングIDが含まれていることも分かります。

申請却下のメールには、『却下に対して異議申し立てをされる場合は、カスタマーサービスお問い合わせページよりご連絡ください』とありましたので、再申請ではなく異議申し立てを行う方向にシフト。

  • リンクはアソシエイトツールバーで作成した短縮リンクである
  • 短縮リンクからアクセスすると、URLに自分のトラッキングIDが含まれている

上記の2点を記載の上、再審査を依頼することに。加えて、掲載しているアソシエイトリンクはテキストのみを一部のページに貼っているだけで、少しサイトを覗いただけでは見つけられないくらい簡素なものであったため、アソシエイトリンクを掲載しているページのURLとアソシエイトリンクの具体的な箇所を、併せていくつか提示しておきました。

結果、数日の内に再度メールが届き、『以前に拒否された申請には復活の資格があると判断しました』としてアカウントが無事復旧されました。

ただし、これだけではそもそもの審査が合格になったのか、アカウントが復旧されただけで、審査は後日改めて行われるのかまでは分からなかったため、手っ取り早く審査が合格かどうかを確認できる術を探してみたところ、一つの方法にたどり着きました。

アソシエイトの審査に合格すると、PA-APIが使用できるようなので、管理画面のメニューバーにある「ツール」のプルダウンメニューから「Product Advertising API」を選ぶと、APIが使用できるようになっていることが確認できたため、これをもって先のメールが審査通過のお知らせを内包したものであると知りました。

そんなわけで、以上の出来事から推測することしかできませんが、恐らく最初の審査の段階でアソシエイトリンクを見つけることができず、申請が却下されたのではないだろうかと結論づけることにしました。

本件の学び

正しいトラッキングIDを使用したアソシエイトリンクを掲載しているにもかかわらず、『ストアに関連付けられたトラッキングIDを使用していない』として審査を落とされた場合、再審査で結果が覆る可能性がある。その場合、リンクが正しい旨と具体的なアソシエイトリンクの掲載箇所を提示すると良い。

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